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[地デジ」は高画質だという。

   
    じゃ今までの地上波は低画質だったのか。    
    画質って、何?    
    水墨画は色が無いから低画質だという理屈になってしまいます。    
    いや、墨の微妙な濃淡やかすれがあって実に繊細で高画質だなんていう人はいないと思いますが。    
    ま、要は内容で、今更ハイビジョンでバラエティーを見たいなんて誰も思っていないでしょう。    
    だって、見る人は画質じゃなくて内容を見るわけですから。    
    不思議なんですが、映像の「画質」って、低いほど不思議な味わいというか説得力があります。    
    日露戦争の記録映像がモノクロじゃなくてハイビジョンのカラーだったら単に生々しいだけで逆に作り物めいて見えるんじゃないかと思います。    
    フルハイビジョンだって、デジカメなら200万画素程度の解像度ですから、今までの30万画素と比べてどうこう言うほどのものではありません。    
    MPEG圧縮の技術はまだ未熟とみえて、初めて「ちでじ」でマラソンの生中継を見たときはびっくりしました。    
    デコード(エンコードも含めてか)が間に合わなくて選手の姿が砂嵐!    
    なにが高画質だよ。ハイビジョンでさんまの顔や矢沢永吉のあばた面を見てどうするんだよ。    
    誰も指摘しないようなので声を大にして言いますが、NHKのちでじのお願いの「国の方針により・・・」 あれはいったいどういう感覚なのか、信じられません。    
         
    テレビというメディアについては様々な議論があり、存在する価値があるかどうかさえ語られます。    
    私なんかはアナログ放送が終了したらテレビを見るのは止めようと本気で考えていますがこんな人は少なからずいるのではないでしょうか。    
    そうそう、先日NHKのBSでプロ野球中継にチャンネルを合わせたら何か変!    
    やかましいアナウンスと解説が無いじゃないですか。「これはいい」NHKもプロ野球も大嫌いですが思わず見入ってしまいました。何のことはない、副音声    
    では解説が入っているんですが、実にすっきりしています。「投げました」「打ちました」は言わなくても見ればわかります。    
         
   

昨今のドラマでは必ずピアノのBGMを使っています。

   
    流行なんでしょうが、実に耳障りですあれを聞いただけでうんざり、見る気もしません。カメラワークも最悪で、若い出演者のアップは必ず望遠で背景をぼ    
    かします。素人が写真を始めると必ず陥る稚拙な技法、被写界震度を浅くして背景をぼかしたがるのと全く同じ次元です。これは自分自身経験しています    
    からわかるんです。私がテレビドラマのディレクターだったらカメラのレンズを標準の単玉に変えさせて全編パンフォーカスで撮らせます。望遠と広角は使    
    用禁止!感情の代弁手段ならBGMも一切禁止!    
    手法は違いますが佐々木昭一郎さんのドラマは良かった。「紅い花」「夢の島少女」は秀逸。    
         
    先日、NHK BSでドラマ「その街のこども」の再放送を見ました。森山未来と佐藤江梨子の自然体の演技が秀逸。脚本、演出を含めすべてが最高でした。    
    オールロケ、しかも夜の神戸。一部アドリブを生かした構成。主な出演者は二人。映像と言葉で表現すべきことと見せないで表現すべきことの使い分けが    
    完璧で、その結果見えないものが見えてきました。近頃の特に橋田のおばちゃんのドラマの対極といえるでしょう。視聴者の評価も高いようです。    
    私は基本的にNHKは嫌いですが全部が嫌いではなく大衆に迎合した部分が嫌いなんで、このドラマのような他では出来ない冒険を平気でやる点は一目    
    置いています。NHK自信これは百も承知で、本音の部分は深夜番組で放送しているふしがあります。大河ドラマや紅白は三味線を弾いてるんですよ。    
    ドキュメンタリーは好きでTBSの「世界遺産」はよく見ましたが、寺尾聡さんのナレーション時代がピークで最近は質が落ちて観光案内みたいになってしまい    
    ました。深夜に放送していたときは良かったのに時間帯を変えたとたんに質が落ちる例が多いように感じます。    
         
    長い長い不況で、TVCMも売らんかなで質が落ちました。トヨタの子供店長は最悪。トヨタは品質でこれだけ評判を落としているのですから、あのCMは即刻    
    停止して社長が出てきて謝るべきじゃないですか。それとも子供店長に謝らせるつもりなのでしょうか。泣き虫社長を出せ!    
    どうしようもない低レベルのCMばかりですがユニクロの一連のシリーズ、あれは一味違います。あれは大好きです。    
         
    テレビについて、もう何を言っても意味も価値もありませんね。「テレビはくだらない」「馬鹿馬鹿しくて見る気にならない」「テレビは終わった」が普通の感覚    
    です。テレビについてこんなことを書く行為自体空しくなります。    
    やめましょう。    
         
    大津波を含む東日本大震災およびそれにともなう東京電力福島第二原子力発電所事故の件はテレビ各局は何をどう報道したか、今後検証が必要です。    
   

とにかくひどすぎました。どの局がどうのこうのじゃなくて。視聴者にも問題があって、映像の編集担当者は取材テープに写っている内容から放送コードな

   
    る暗黙の了解にしたがって当たり障りの無い場面だけを拾ってつなぎ合わせているだろうというのは考えなくてもわかるのに、「テレビの映像は過激」という    
    クレームがついたそうです。津波で人が流されていく現実に直面し、それをカメラに収めた人も、その映像を見て編集でカットした人もいるのに。    
         
    一部で今までのマスコミを指してマスゴミといいます。企業から広告料をとって放送するというシステムははじめから矛盾しているのは明らかで、金を出した    
    企業に手加減するのはありです。じゃNHKはというと、立ち位置が中途半端で私には存在理由自体が理解できません。戦時中大本営発表の嘘情報をたれ    
    流したのはNHKです。    
    もう世界はインターネットの時代です。テレビ=電気紙芝居の時代は完全に過去のもの。現状におけるベストのメディアはUstreamだと思います。今、この    
    ノートパソコンで福島第一原発の件で原子力保安院の西山氏の会見のもようがIWJのサイトから延々と生で流れています。もちろん一切の解説は無し。    
    これからのメディアはこれですよ。    
         
    '11.4/18 今UstreamのIWJチャンネルでIWJスタッフの乗った車が福島を走っています。南相馬市長にインタビューするためです。飯館村を通過中。    
    リアルタイムで映像を送っています。これは広義の放送史上画期的な出来事です!マスメディアでは不可能な手法!時おり中継が切れますが、回線の都    
    合でこれがまた生々しくて緊迫感が伝わってきます。一方、民放テレビは相変わらずどうでもいいCMを垂れ流し。切羽詰った現実と乖離して別世界。    
    そういえばオール電化のCMはどうしてやめたんでしょう。理由がわかりません。どんなにクレームがつこうが流せばいいじゃないですか!    
    IWJスタッフが南相馬市役所に到着、市長にインタビュー開始。とりあえずノートPCのカメラとマイクで中継のため、市長の声が聞き取りにくかったのですが    
    ちゃんとした機材に切り替えて良好になりました。という過程も含めてそのまま流しています。メディアはこれでないと!市長の話では国内のメディアは一    
    斉に逃げてあとは電話取材だそうです。なんじゃこりゃ。宅配便も来ないそうです。市長は忙しくて代わりに秘書の方に代わりましたがいろいろ具体的な話    
    をされています。やはりこれは画期的な出来事です。これからのメディアは絶対こうでなければ。「マス」の手法はもう絶望的です。    
    いやはや、北信濃はさっきまでの雨が一時雪に変わりました。    
         
    テレビが終わったというのは、すでに常識。それに対して何か言う価値も無い、と思いますが、それでいいのか。いまだに社会の一部には少なからず影響    
    を及ぼすメディアであるのは確かです。例えは不適切かもしれませんが「誰がやったって変わらない」とうそぶいて選挙に行かないとどんな結果になるか。    
    大多数が全く支持していない候補が当選するという、とんでもないことになります。    
    言うべきは言わないといけませんね。言わなければ最悪の状況が永遠に続きそう。    
         
    ここで事態は一変。    
    地デジを機会にテレビは捨てようと思っていたのですが、女房殿が新しいテレビが欲しいと言い出して買うはめに。    
    で、結果オーライ。地デジって、いいもんですね。見直しました。といってもへそ曲がりの私ですから当たり前の話ではありません。    
    あくまでも映像の媒体としてのテレビであってテレビ番組にはほとんど興味がないのは大多数の皆さんと同じです。    
    地デジにして良かったとつくづく思ったのがCSで、偶然途中から見た映画「四畳半青春硝子貼り」、続いて「8月のクリスマス」。    
    どちらも初めて見る映画ですが実にいい。できれば映画館で見たかったと。    
    特に「四畳半青春硝子貼り」は日を改めて、たった今最初から見ているところですが、どうしてこの映画に惹かれるかというと、70年代の空気で満ちている    
    から。70年代はまさに私の青春時代。当時の若者は誰もがそうだったと思いますが、私は自分に無限の可能性があると信じて疑いませんでした。    
         
    事態はさらに一転。    
    なんと私自身が常々否定していたテレビに出演することに!しかもその局の担当者は私の考え方を百も承知の上で接触してきたのです。    
    私の考えは根本的にみなおさなくてはならない状況となりました。今まで、テレビを一面からしか見ていませんでした。    
    当然のことですが、テレビは「媒体」に過ぎないわけでその中身は様々。私はそれを一緒くたに見ていました。    
    テレビを批判するのは簡単で、テレビを悪者にするのも簡単です。相手はそれなりの裏づけのある企業=体制側ですから攻めるに易い対象です。    
    テレビが見放されつつあるという現実を一番わかっているのがテレビなのだとわかっていながらそれは無視していました。    
    放映されるかどうかは別問題として少なくとも私のところへ取材に来た局は本気モードで、これに応じない選択肢はありませんでした。    
    取材クルーの若いスタッフたちは実にまじめに自分の仕事に取り組んでいました。これは昔私が自主映画を作ったときと共通する雰囲気でした。    
    世間でよく言う「テレビで顔をさらすのは恥ずかしい」という次元の低い問題ではありません。私自身、撮る側の立場で撮られることを拒否された経験が何度    
    もあって、そのたびに「カメラの前に立つのがいやなら街を歩くときは覆面しろよ」と言いたいところでした。これは東電の統合会見で素顔をさらしてツイッタ    
    ーで書き込んだ際も感じたことで、「また工作員だ」の反論に嫌気がさしました。    
    半端なツイッターより骨のあるテレビのほうがはるかにまともです。今後一面的なテレビの批判はやめます!